パッケージ版で買うと付いてこないLigthroomのかすみの除去機能。CC版だと付いてくるけど毎月月額をちゅうちゅう吸い取られるお布施方式だもんなぁ~っとお悩みの方がいれば、参考にして欲しい。
あと、うまくレタッチすればこんな機能いらないんじゃね?と企んでいる人、実際にやってみるのでご参考にどうぞ。
かすみの除去って何?
かすみが除去されます。はい!
雲や霧・見晴らしのいい場所から遠景を撮った際のかすんだ、曇った感じを除去して、遠くまでスッキリ写りきった写真に仕上げることが出来ます。
試せば一発で「ああ、こういうことね。」と分かる機能なのですが、これ、Lightroom CC(Creative Cloud版)限定の機能なんですよね。パッケージ購入と違って、CC版はAdobeのCreative Cloudのプランに加入する必要があるので、毎月月額でゼニが絞り取れます。
私はAdobe Photoshopも一緒に使いたかったので、Creative Cloudのフォトプランに加入していますが、Lightroomだけ欲しい!という方はパッケージ版にはかすみの除去機能が無いということで、多少悩まれるのではないでしょうか。
一度、何が一体どうなるのか見てみましょー。
※Creative Cloudの詳細はこちら
Creative Cloudプラン比較表
実際に使ってみた
元になる写真はこちら。
竹田城の展望スポットから撮った山のふもとです。
曇りの日だったこともあり、かすんでいます。かすみの除去は、こういう写真にきく機能です。「かすみの除去」のつまみをぎゅーーーっと上げていくとどうなるかというと。
こんな感じ。+50に設定しています。
機能の名前は「かすみの除去」ですが、逆にマイナス側に振ればかすみを付与出来ます。霧の濃い雰囲気のある写真に仕上げたい場合等に使い道あるかも。
-50に設定しました。すっごい雲の中から撮ったみたいになりましたね・・・笑
結局かすみの除去って何をしてるのかな?
かすみの除去って結局何をしてるのか。
見た感じ・・・
曇った感じが消えて、陰影がはっきりつくので、コントラストが上がっているのは間違いないですね。
曇ってぼんやりした写真をハッキリとした写真に仕上げるので、コントラストと似たような設定値の明瞭度を上げたような効果もあるかもしれませんね。
あとは明らかに色鮮やかになっているので彩度が上がってるのも間違いない。
それらの設定に伴い最終的に露光量も調整しているのではないだろうか・・・。
- コントラストを上げている?
- 明瞭度を上げている?
- 彩度を上げている?
- 露光量を調整している?
こんな感じでしょうか。一回それで真似してみましょうか。うまくいけば、かすみの除去いらずですね!
「かすみの除去」無しでかすみを除去してみる
前述の思い付いた設定値を実際にいじってみました。
出来たのはこんな感じ。
かすみの除去+50の写真をお手本に、なんとなく寄せていきました。
かすんだ感じをスッキリさせるという目論見はあらかた達成出来ているかと思います。ただ、比較すると違いはあります。
自力の方がイカツイ仕上がりになっているような気がします。
コントラストがガシっと固くて・・・色も若干きついかもです。少しビビッドな感じ…と言えばいいでしょうか…
ただ、意外と難しいものでそれを抑えようとすると今度はかすんだ感じが復活してきます。
こう見ると、一つのパラメータを簡単に調整しただけなのに、不自然にならないように上手に処理してくれているのが分かります。
もちろん、色ごとに彩度や色合いを調整していったら限りなく寄せることは出来るはずですが、それはお手本ありきでの話ですし、何よりそれを考えるとパラメータ一つの設定できれいに仕上げてくれるのはメリットがあると思われます。
結局Lightroomはパッケージ版が良いの?CC版がいいの?
うーん、まあ・・・そうですね。結論から言うと・・・知らん!
今のところ、Lightroom単体で見ると違いはかすみの除去の有無だけですが、CreativeCloud自体にも様々なメリットはあり、一概に言えません。
ただ、かすみの除去の有無だけで双方を比較しているなら、無くても近めのレタッチは可能、と考えた上で検討してみては如何でしょうか。
以下まとめです。
- かすみの除去とは、つまみを上げていくことで曇りがかっている写真を明瞭にしてくれる機能である
- コントラスト・明瞭度・彩度・露光量あたりをうまくいじってる感じ?
- 無くても似たことは出来る
- かすみの除去はワンタッチでうまく調整できるので便利
- 無くても似たレタッチは一応可能
ではでは!
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