大自然が生んだ奇景撮影スポット、兵庫県『玄武洞』がすごい!城崎温泉すぐそば

撮影スポット

城崎温泉すぐそばの『玄武洞』。

人が削ったの?と思うくらい規則正しい六角形の岩がずーっと並ぶ絶壁はとても不思議な景色です。

ささ、カメラを持って出かけましょう。

玄武洞とかいう自然の大彫刻

城崎温泉は行ったことある人、行ったことなくても名前を知ってる人が大多数だと思いますが、その周辺に玄武洞というすんげースポットがあるのは皆さんご存知でしょうか。

私は知りませんでした。

「城崎温泉って楽しいけど、周辺は水族館くらいしかないよなwww」とか言ってゴメン。ほんと久しぶりに息を飲む光景を見せてもらいました。

城崎温泉から車で10分、電車移動だと「玄武洞駅」から¥300の渡し船で河の向かい側に渡って行くことも出来ます。めちゃくちゃ近いです。何故今まで知らなかったのか。

ちょっと歩いたら即絶壁

駐車場は付近の「玄武洞ミュージアム」にあります。

今は改装中でミュージアムの建物内には入れませんでした。。
そこから少し徒歩で「玄武洞公園」に向かいます。数分ですぐに着きます。

 

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着いたら、いきなり凄まじい絶壁が現れます。

玄武洞公園には、一番巨大な「玄武洞」の他に、「白虎洞」「南朱雀洞」「青龍洞」と、主に4つの見どころが有ります。

写真は玄武洞。

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2つの洞窟は人が玄武岩を採掘した跡のほら穴なのですが、カクカククネクネしている造形は、過去の火山活動でマグマが固まって自然に出来たものらしいです。

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よく見ると、岩の断面が全て六角形で、それが規則的に束になって絶壁を形作っています。
結晶が全く同じ造形をするのと似たような感じなのでしようか、このサイズ感で大量に見せられると圧巻。

これを一言で表現するなら…そうだな…「巨大プリッツ」…そう、そんな感じ。

水面を活かして撮りたい青龍洞

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玄武洞から3分ほどふらっと歩くとお隣の青龍洞が現れます。

こちらは手前が池になっているので、カメラ持ちとしては遊び甲斐があります。

水面を見ればリフレクション、つまり水面の反射で遊びたくなるのが本能みたいなモンです。

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水面スレスレから広角レンズで撮影しました。

広角域は視野が広いので余計なものまで写してしまう可能性がありますが、壮大さ、広大さを表現する際は猛威を振るいます。

 

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こちら、記事アップ前にちらっとツイッターで公開してやや大きめの反響を頂いたお写真。
モノクロにすることで水面に反射した絶壁がより強調されて、一瞬「ん?」となるシンメトリー構図の写真になりました。

もともと見慣れない光景なので、切り取り方やレタッチ次第でもっと面白いこと出来るかもしれませんね。

白虎洞・南朱雀洞は小さいけど近づける

そこからまた数分歩くと白虎洞・南朱雀洞があります。

こちらは今までの2つよりはかなり小ぶりになりますが、その分近づけます!うにょうにょニョキニョキの玄武岩の構造をじっくり観察出来ます。

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南朱雀洞です。

奥行きがあり、行き止まりの壁のフォルムがgoodです。以前の記事で紹介した「周辺減光風編集」でなんとなくうっそうとした感じに仕上げた・・・つもり。

「落石注意」の看板が惜しい場所にある。

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すぐ隣に白虎洞があります。振り向けば白虎洞です。

卵型にえぐり取られたような形状をしています。そして、結構近づけます。

とにかくすごい光景が密集していた

玄武洞公園自体はさほど巨大ではなく、体力が無くても徒歩でブラ~っと散策気分で回りきれます。

そんな範囲内にこれだけの光景があるので、撮影する場合はテンポよく回れるので、1時間も滞在すれば十分に吟味しながら写真撮影が出来ると思います。

ちょっと薄暗かったりもするので、絞り込んでシャープに撮影したい場合は、三脚を持って行った方がいいですね。

絞りと画質については以下を参考に。
カメラの絞りとボケと画質・・・F値によってどう変わるか見てみましょ

アクセス

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城崎温泉から一駅の玄武洞駅が最寄り駅なのですが、こいつが困ったことに、川を越えないと玄武洞公園に行けません。

300円、約7分で川を渡れる渡し舟が運航していますが、利用の際は事前に電話での連絡が必須です。ご注意を。

一番早くて便利なのは車移動で付近の玄武洞ミュージアムに駐車するアクセスです。城崎温泉まで電車で来た方はタクシーの利用もアリですね。一駅分なので、運転約10分で到着します。近い!

意外と主張の強くない景勝地なので、城崎温泉周辺の観光スポットで探しても出てこなかったりしますが、私個人的にはかなーりオススメです。

皆さんも圧巻の玄武岩の絶壁にひれ伏すがよいですよ!
それでは!

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