父さんが遺したフィルムカメラ、EOS55を引っ張り出してきた

機材・道具

EOS55・・・今や中古で数千円で取引されていますが、
1995年に発売されたミドルクラスの一眼レフカメラです。ちょっと昔のカメラです。
長らく物置に封印されていたので、引っ張り出してきました。
そんな、あの頃のカメラをただ観察する記事です。

模様替えしてたらカメラが現れた

タンスを隣の部屋に・・・空いたスペースに本棚を・・・
そんな家具の大移動をしつつ、実家の整理整頓をしていると、
私にとっては懐かしいカメラバッグが出てきました。

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昔、私が小学生の頃に父がよく連れて歩いていたカメラバッグです。
私は数年前に父を亡くしているのですが、何を隠そう、私にカメラを教えてくれたのは父でした。
その父の愛機はフィルムの一眼レフカメラでした。

あ、あいつの気配を感じる・・・!
お前・・・そこにいるのか・・・?

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いたー!めっちゃ守られてるー!
無造作にそこら中に置かれてる私のEOS60Dとは天と地ほどの差があるくらい、
大切に守られています笑
そして、ボタンで固定されているんですが、外すのがめっちゃ固い!

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やっとのことでご対面。
EOS55です。今やニコンもキヤノンも一眼レフの全てのラインナップの名前にはデジタルの「D」が付きますが、
フィルムカメラなので”EOS55″です。
習慣で思わずEOS55Dって言っちゃいそう。

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シルバーとブラックのカラーバリエーションがあったようなのですが、
そのうちのシルバーです。
オシャレ感あって個人的にはドストライクです。
親子で趣味が似るのでしょうかね。

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左側のダイヤルは今と同じ、撮影モードの選択になります。
根元に測光モードの切り替えスイッチもあって便利そう。

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右側にはフォーカスモードの設定。
左と同じように、根元の切り替えスイッチで連写の設定も出来るっぽい。

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背面がのっぺりしてるのは流石フィルムカメラって感じ!
この部分がそのまま蓋になっており、パカっと開いてその中にフィルムを入れます。
小さい頃、父には「絶対開けちゃダメ!」と言いつけられていました。
デリケートな部分があるので、破壊されたくなかったのでしょう笑
もう大きくなったし・・・!いい・・・よね・・・!(謎の緊張感)

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御開帳~
んんっ!ぱかっと開くときの反動が地味に気持ちいいッ
フイルム装着したくなりますね。
今日はダメです、電池が無いからダメなんです。
EOS55の電池は専用のバッテリーではなく、2CR5というリチウム電池です。
この電池の充電器があれば繰り返し使えるので、早速用意しようと目論んでいます。

先に言っとくけどこの先読んでも試し撮りとかは無いです。

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ファインダー。
覗いてわかったことは・・・AFポイントが3点しかなかった。
私のEOS60Dの9点というのも今となっては随分少ないと思っていましたが3点とは・・・
ポジティブに考えると自然と三分割法が身に付きそうです笑

あと、マニュアルに面白い記載がありました。
その名も「視線入力AF
私は全然知らなかったのですが、カメラ通の皆さんにとっては常識なのでしょうか、分からないですが、
今のカメラにはないロストテクノロジー(大嘘)、カメラ技術界のアトランティス(大嘘)こと
視線入力AFです。
なんでも、任意のフォーカスポイントを注視することで、そこにフォーカスが合うそうなんです!
3点とはいえ、1995年時点でそんな技術があたっとは・・・!
電源入れたら真っ先に試してみたい。試したら必ずネタにします。
早いこと電池の充電器探してきます。

使い切ってないフィルムが残ってた

カメラバッグのサイドのポケットに使い切ってないフィルムがありました。
フィルム自体が私にとってかなり懐かしいので感動モンです。

そういえば、昔小学校の図工の授業でスライムを作ったら必ずフィルムケースに入れて保存してたんですけど、
今の小学生はスライムをどうやって保管するんでしょう?
あの大きさでしっかり密閉できる容器って、他に代わるもの無いですよね・・・!

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スライムはさて置きこれ、まじまじと見ていて気付いたのですが・・・

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八千代ムセン!!!!!!!!!
めっちゃ懐かしくて3度見しました。
そんな電気屋あったな!
八千代ムセンは、現関西ケーズデンキ株式会社の旧社名及び店名です。
まさか値札から時代を感じるとは・・・
地域の違う方には通じないのかな?
分かんないですが、例えるならイオンじゃなくてジャスコ
的な懐かしさがあります。はい。

試し撮り出来るようになったら、フィルムカメラデビュー(再会?)として
またご報告したいと思います。

ではでは!

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